わたしが代表を務めるプラスでは、現地のパートナー団体とともに活動しています。
いわゆる「パートナー型」体制で事業を実施しているのです。

どんな感じで現地パートナーと連携するかというと、5つのステップがあります。
①パートナーとなる現地の信頼できるNGOやCBO(Community Based Organization)を発掘
②共に現地調査を実施
③互いの団体のミッションやビジョンの交差するところで課題を設定し、事業を立案
④事業を実施
⑤モニタリング、評価を行う

と、こんな感じ。
パートナー型は、活動の成果の最大化のために、とてもよい体制なのですが、必ず大切にすべき3つのポイントがあるんです。

それは、「自立性」「技術性」「関係性」。今日はこの3つのお話です。


なぜ現地パートナーと活動するのか?

現地パートナーと事業を共同実施するようになった一番の理由は、パートナー型を取ることによって「事業の成果を最大化できる」と考えたためです。
これは、あくまで、プラスの場合。
組織体制や現地の状況、活動の種類によっても違ってきます。

私たちは住民とともに草の根で活動し、自立を目指すアプローチをとっています。
そのため、活動には現地に精通した現地パートナーの存在が必要不可欠なのです。
彼らの成長(もちろんわたしたちの成長も!)や、彼ら自身の手による事業運営が、「成果の最大化」のカギとなると考えています。

一方で、近年のアフリカ各国の通信インフラの発展抜きにはパートナー型は実現しません。
現地では通信環境がある程度安定しており、日常的にメールやスカイプ、国際電話などで連絡を取り合うことが可能となっています。
国際送金が、ほぼ問題なく行うことができる国であることも必要です。
この辺りが整っていないと、そもそもパートナー型での事業実施は難しいかもしれません。

連携で大切にすべき「自立性」

今日は、連携の際に大切にしている、三つのポイントを共有したいと思います。

まず一つ目の大切にすべきことは、パートナー団体の自立と成長を促すことができる活動であるか、またそのようなコミュニケーションをとれているかということです。

この「自立性」の反対にあるのが、「依存関係」です。長期的な依存関係に陥らないように、注意しながら事業を進めています。

パートナー団体にとっては、待っていればプラスから支援がとどき、事業が提案されるという受け身の状態にならないように、またプラスにとっては一つの団体のみと連携し、「この団体との連携を解消したら、事業実施できなくなってしまう」というような固執をしないように、といった感じです。

連携で大切にすべき「技術性」

二つ目に、お互いの強みを生かし、現地の人々による問題解決を促すことを大切にしています。
わたしたちの強みは事業計画や資金調達の戦略性と考え、団体の成長戦略の上にこれらを延ばすことを据えています。
一方で現地パートナーの強みは、現地の状況や受益者に対する深い理解とコミュニケーションにあります。2者が連携することで、地域課題に対する問題構造にアプローチし、単に表面的な状況を改善するのではなく、より根本的で根源的な状況の改善と、それが現地によって継続することを目指しています。

連携で大切にすべき「関係性」

三つ目に大切にしているのは、対等な関係と相互の意思を尊重したパートナー関係をもつことです。
どうしても資金提供をしている側の力が強くなりがち、というのが現実です。
そこで、話し合いでは、「ディスカッションする」ということだけでなく、「ワークショップ」を大切にしています。
時には絵をかいたり、演劇をしたり、様々な工夫を凝らして、お互いの声を吸い上げています。

成果の最大化を目指して、ともに成長する

成果の最大化を目指して、ともに成長する。成長することで、本質的な問題構造に切り込むことができ、事業がより効果的なものとなります。
そして、よりよい連携に大切なのが、上にあげた「自立性」「技術性」「関係性」なのです。

ところで、こういうこと考えるのにおススメの良書があったらぜひツイッターの@Rui_Plasまで教えてください。

また、この記事の関連記事として、「国際協力NGOの現地活動の体制を3つの分類に整理してみた」というのも書いてますので、合わせてチェックしてみてください♪

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