最高の「やさしい」きもちって、どんな気持ちだと思います?
私はね、すべての人に価値があるって、心から思えることだと思うんです。

それはどういうことかというと、すべての人を同じように価値があると認める、ってことです。
自分の大切な人も、電車で隣に座ったおじさんも、誰かを殺してしまった人も…。
みんな同じように、同じ命の重さ。

これを心から思うのって、結構難しいよね。
神様仏様じゃないからね。

でもね、私は一度、そんな最高のやさしいきもちに、出会ったことがあります。
すごく神秘的な体験で、もう、その時の感覚はどんどん薄れて忘れつつあるんだけど、忘れたくない素敵な体験だったので、書いてみようと思います。


第二子を出産した夜、無事に子どもが生まれてきた安堵と、そして疲労を感じながら、病院のベットで寝ていました。
隣には、生まれたばかりの、というか、自分が生んだばかりの、かわいい赤ちゃんが、静かに寝ていました。

ただただ、赤ちゃんが、生まれてきた驚きと喜びに私は包まれて、真っ暗な病室に横たわっていました。

あ~、この子は、大切な、たった一つの命だなぁ。 
こんなにちっぽけな存在で、生まれたばかりの命が、なんだか世界中に祝福されているように感じました。
生まれてきてくれて、ありがとう。


そう思ったら、自分の意識がふわっと上にのぼっていったんです。
私の意識は私の真上にあがっていって、寝ている私を見下ろしていました。
なんかおかしいですよね。怖いですね、はい。
でもその時は全然怖くありませんでしたw

私は自分を見つめて、あ~、そうか。
私の存在も、たった一つの大切な命なんだなぁ。

私は、というか私の意識は、周りを見回しました。
あ、赤ちゃんがいる。なんてキラキラしているんだろう。
生きていることが、とっても尊くて、キラキラして見えたんです。

次に、これまで出会った人、出会っていない人、いろんな人が走馬灯のように自分の意識の中に現れてきました。
みんな、とっても、キラキラしているんです。
すべての人が、同じように大切な命なんだなぁ、ってなんか腑に落ちた感じがしました。

それで、私は、びっくりしてしまったんです。
そうか、わかったぞ!って。

自分の子どもを産んだ日は、世界中の命が愛おしくみえる日なんだ。

自分の子って、全然特別じゃないんだ。
みんなが、同じように、特別なんだって、心から思ったんですよね。 

子どもを産んだ日は、自分の子どもを一番特別に思う日なのかと思ったら、全く逆のことが起こったわけです。

大切なので、もう一度言いますが、「自分の子は特別ではない。」 と思ったんですね、心から。
ひどい親でしょうw
でも、それがとっても大切な気持ちだって、 気づいたんです。


自分の子どもも、
悪人も、
善人も、
敵も、
味方も 、
愛する気持ち。 
同じように、大切な命。
みんながこの気持ちを持てたら、戦争なんてなくなるんだろうなぁって思いました。

きっと、出産して、脳内がかなり興奮状態にあったんだと思います(笑)
だって、普通じゃないから、これ。

でも、こんな普通じゃない状況で、こんなやさしい気持ちに出会えるなんて…私は、その時、静かな感動に包まれていました。

それで、私は、このきもちは神様からのギフトかもしれない、って思って、大切にすることに決めました。
(神様なんて、いるか知らないけど。) 

誰かを憎みたくなったとき、
憎みたくなるようなつらい状況に陥ったとき、
この気持ちを思い出せたらな、って思います。