「優れた自社事例」を数社が発表するこの大会。
身分不相応と思いながら、発表者に応募しました。
その結果、、、なんと光栄にも発表者6社のうちの一つに選んでいただくことができました。
私が代表を務めるプラス以外の発表者は誰もが名前を知っているような有名な企業さんや大企業。
よくプラスが選ばれたな… というのが、率直な印象(笑)
全世界で10万社以上、日本では6000社以上が導入するセールスフォース。
その中からたった6社が秀逸な事例として発表を行うわけで、この中に「NPOが入っている」ということ自体、新鮮なんじゃないかな。
ということで、どんな内容でアプライしたか、 公開してみようかな~。ユーザーじゃない方には、かなりわかりにくい内容です、すみません。
ちなみにセールスフォースのユーザーが参加できるオンラインのユーザー会で今回の応募を相談させていただき、多数の方からアドバイスや激励をいただきました。ありがとうございました。
本当は教えたくない、セールスフォース活用の裏話、、、、洗いざらい話しますので、ユーザーの方はよかったら聞きに来てくださいね!詳細はユーザーグループのサイトに載っていますよ。アクセス数の制限があるみたいですが、Web配信の予定もありだそうです。
このブログでも、内容を小出しにしていきたいと思います。l 技術面における工夫した点・アピールできるポイント
² 支援者をドナーピラミッドと言われる複数の階層に自動で分け、どのステージにどの程度の支援者がおり、どのような特徴があるかをつかめるようにした。
² クレジット決済情報をリアルタイムでセールスフォースの商談情報とつなぎ、支援者の過去の支援状況について、最新情報をつかめるようにした。
² Web to リードを使い、ホームページからのイベント申込やメールマガジン登録、資料請求者、問合せなどをセールスフォースにつなぎ込み、リードを作成、また該当キャンペーンに自動的に紐づけを行っている。また、ワークフロールールによりこれらの方々へ自動でお申込みへの回答・御礼などを送付している。
² 支援者のこれまでの団体との接点(例えば寄付、イベント参加、メルマガ登録など)に応じて、メール配信の際に自動で各支援者に合わせたあいさつ文を挿入した。
l Salesforceを活用することによって得られた業務的効果のポイント
² セールスフォース導入によって支援者管理の各種作業が効率化され、業務にかける時間を月間20時間、年間にすると240時間もの時間を飛躍的に削減できた。
(例)
Ø レポートやダッシュボードの活用により、ワンクリックで支援者拡大のための施策の評価や現状把握が可能となった。(以前はエクセルで試みるもののデータクリーニングに手間取ったり、グラフ作成など一つ一つを手作業で行っていた)
Ø 支援者への各種連絡の際に、該当者を簡単にグルーピングし、一斉メールを送ることができるようになった。(以前はエクセルで管理し、誰にどのようなメールを送ったかなども確認することが困難だった。)
² 支援者の分析を行うことにより、データの裏付けをとりながらターゲット設定やセグメント、マーケティング施策について検討することができるようになった。それにより、施策への評価や改善も行えるようになった。
(例)
Ø メール配信の際にABテストを行い、より開封されやすいタイトルの研究やテキストメールとHTMLの違いによるクリック率の違いを研究、配信時間による開封率の変化を研究。メール配信の改善を行うことができた。
Ø 支援者拡大のためのイベント実施について、イベント内容や種別、登壇者ごとの寄付獲得のコンバージョンを測定し、より寄付を集めやすいイベント施策を研究、改善することができた。
l 定着化において工夫した点・アピールできるポイント
² マニュアルサイトを作成し、スタッフの誰もがオンラインですぐにマニュアルを参照できるようにした。
² 新人スタッフは、組織の中長期計画や年次計画、その為にセールスフォースを活用する意義をオリエンテーションし、組織の大きな戦略の中でのセールスフォースの位置づけを認識してもらった。
² その上で、①個人の入力作業②キャンペーンの作成③レポートを活用した戦略会議への参加などステップを踏んでセールスフォースに触れてもらうようにした。
l 「これだけは伝えたい!」特にアピールしたいポイント
² 非営利組織こそCRMを使いこなし、社会変革をより効率的に進めていくことができる。CRMの活用が社会を変える一助となる。